
正しい治療法を行うことが大切です!
牽引療法は、古代ギリシャの医者であるヒポクラテスが骨折や脱臼の整復に用いたという歴史ある治療法です。
1950~1960年代に椎間板ヘルニアの治療として流行しましたが、一部に筋肉を損傷する危険があるという指摘もありました。以来、さまざまな改良が加えられ、現在は筋肉に負担をかけることなく、リラックスした状態で寝たまま効果的に牽引ができる装置も開発されています。
期待される効果
- 筋肉の緊張を取り除く
- 骨折や脱臼などを整復する
- 腰背部の筋群の筋の過緊張状態を軽減させる
- 二次的な疼痛発生を軽減させうる
以下のような場合は、牽引療法を行わないでください
- 脊椎分離症状・すべり症・骨折がある時
- 脊椎カリエス・リウマチなど、炎症性脊椎疾患
- 全身の衰弱や骨神経痛・腰痛が著しい時
- 腫瘍の骨転移(癌由来の腰痛症など)